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<せっぱつまった日曜大工>
平日は長距離通勤の為に戦力外のこうくん父。
土、日にたまった仕事を片づけます。
7月のとある日曜日、
家の倉庫から不要になった「ハシゴ」を何本か取り出して来て、
なにやら作り始めました
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どこからどう見ても
ハシゴですな〜 |
え??
まさか・・・・ |
(#O_o#) すげ〜。
立派な本棚だ〜〜〜 |
でも、もちろん分かっていました。
8月のとある日曜日。
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またまた、日曜大工です。
でも、これは悠長な趣味ではありません。
せっぱ詰まった日曜大工です。
じいちゃんが、道具持ちなので、作業がはかどる、はかどるo(*^ー ^*)oにこっ♪ |
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母はペイント。(オイルステインを塗ってます)
「ロックは可愛く、さりげなく」が信条の母。
鍵つけました〜柵つけました〜ってのはイヤ。
ロックな館の女主人は要塞は嫌いなのっっl |
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はい、出来上がり。(ううっ、トールペイントしたいっ)
そうです、こうくんがバボーの絵本をどかどか出して遊ぶようになっちゃったんですね〜(ははは・・・そりゃ、いつかはすると思ってたけどね)
自称絵本収集家の母としては、ぜ〜ったいに許せないし、毎回片づけるばあちゃんも「こら、かなわんわ〜」って音を上げちゃったので、扉を作ってロックしたのです。 |
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扉を開けるとこんな感じ。
板は、じいちゃんが、土間に敷こうと思って車庫に置いておいたコンパネを使ったので、私ら夫婦の出費は金具代のみ。(こうくんが寝ころんじゃう土間には藤のマットを敷いた)
これでしばらくは大丈夫・・・なハズ。
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本棚の扉を制作中、こうくんがどうしていたかといいますと・・・
「ボクこのブランコ脱出不能なの。でも、いいの。ブランコ大好きだから。」
更に、今日はもう一仕事。
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私ら夫婦とこうくん&バボーは2階の6畳2間に寝ています。
真夜中にこうくんが起きだして冒険しに出かけると大変なので、じいちゃんが廊下と階段の間に扉をつけてくれました。(もちろん両側からロックできる鍵付き。)
この扉を昨日、遂によじ登って越えてしまったのです。
すぐ下が階段なので、キケン。
今週の優先度ナンバーワンの父のお仕事です。 |
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ま、上に柵をつけるだけなので、ものの30分で終了。
柵は、去年の一時帰国の際にじいちゃんが居間用に作って、2週間でこうくんに突破されて、オシャカになってたものの再利用。
やっぱ、木って色々な長さに切れるから再利用しやすいし、暖かみがあっていいわ〜〜〜 |
こうくんが成長する度に増えていく父のお仕事。
さてさて来週は、どこをロックし、何を制作する事になるんでしょう。
そろそろ台所がアヤシイと思うのだけれど・・・
(近々、ロックな我が家〜和風家屋編〜を更新予定。お楽しみに・・・・爆)
<追記>
↑を読んだ父がぽつり・・・
「おれっていつも丸首シャツでの登場だな。
なんか情けないから、今度からはTシャツくらい着ておこう」
ダイジョブよ、父。
私だって毎回エプロンつけての登場よ(涙)
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<果てなき闘い>
帰国して3ケ月。
毎週末、日曜大工に追われるこうくん父。
そろそろ、家中がいい感じにロックされてきたので、
『ロックな我が家〜日本家屋編〜』をアップしようと思っていた。
ところが、こうくんが次々にロックを破り始めたのだっ。
一つのロックが破られると、その日一日は、もう家中足の踏み場もないほど
とんでもないことになってしまう。
こうくんを追っかけ回してそこら中掃除しまくってヘトヘトの母を見かねた父。
週末のみのせっぱつまった日曜大工が、平日の夜中の緊急大工仕事へと
ステップアップしてしまいました。
うちは古い農家なので、家中に「ふすま」や「ガラス戸」があります。
それをロックするには「釘」が一番!!
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ふすまにドリルで穴を開け
ます。(下まで貫通させる) |
穴より一回り細い釘を
さし込みます。 |
はい、出来上がり。
全然目立ちません。 |
この方法は大変便利です。
目立たないし、開け閉めがラクだし、お金がかからないのが魅力です。
でもね・・・
破っちゃったんですよ、こうくん。
椅子も机もなぁんにも足場になるモノはない寝室の押入の「ふすま」を・・
どうやって???
しばらく観察していたのだけれど、普段よじ登りを厳しく叱っているせいか、
どうも母が見ている前では登らない。
そこで、少し離れた場所で寝たふりをして隠し撮り・・・・
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ガラス戸の「さん」に足をかけてよじ登る。 |
長押(なげし)につかまる。 |
長押に手をかけたまま移動して、釘をゲット!! |
釘を抜いて押入をあける。 |
わずか、10秒の早業。
初めて見たときは、あまりの見事さに拍手して大笑いしてしまいました。
まぁ、寝室の押入には布団しか入ってないのでいいのだけれど、
別の部屋の押入には、ゴーカケンランなおばあちゃんの衣裳やら
金庫やら大事なモノがいっぱい入っているので、
これは大変、一大事。
早速、父がバージョン・アップしてくれました。
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ちょいと
板をかぶせました。 |
きっちり上まで上げないと
釘が抜けません。 |
「これでどうだっっ!!片手では絶対抜けんやろ」自信満々の父
クライマー・こうくんとカーペンター・父の闘いは続く。
もちろん、ロックが破られて困るのは、日中一人でこうくんを相手にしている母。
だから、母は父の完全勝利を固く、固く信じている。
信じているけども・・・・
バージョンアップしたロックを見ながらイケナイ思いが頭をよぎる。
「これって、こうくんの筋力アップトレーニングに協力しているだけなんじゃ・・・」
こうくんと暮らす私達に絶対安全な部屋などない。
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<砂芸>
ずるずるずる・・・
こうくんの両脇に後ろから手を入れて引きずりながら道路を歩く母。
こうくんは、
足をくるんとまげたままてこでも歩かない。
抱っこしようとすると暴れて抵抗する。
病院の駐車場から受付までのほんの数十メートルが果てしなく遠く感じる。
ずるずるずる・・・
アンパンマンのくつのつま先部分のゴムが焼ける匂いがする。
ああ、あの頃は良かった・・・・・
ほんの1ケ月前のことなのに、とっても昔のことのように感じてしまう。
8月
おばあちゃんは仕事から帰ってくると、毎日のようにこうくんを
散歩に連れていってくれた。
もともと、こうくんは手を繋いで歩くのが嫌いです。
でも、1ケ月くらいしたら、結構な距離を歩けるようになりました。
もちろん、おばあちゃんの努力のたまもの。
やっぱり、毎日続けるって大事だなぁと痛感。
おばあちゃんとこうくん
手を繋いで歩いてますねぇ、かわいいですねぇ、泣けますねぇ・・・(涙)
雄大な景色の中を散歩すると、気分も軽くなりますねぇ。
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農道で砂遊び
嵐の前の・・・・・ |
帰る途中でおじいちゃんに遭遇。
トラクターに乗せて貰う。 |
9月に入ったある日、突然こうくんは「砂」にはまってしまいました。
もちろん今までも、砂遊びは大好きだでした。
でもそれは、「砂芸」じゃあなかったです・・・・
地面にはいつくばってひたすら砂に身を投じるこうくん。
コンクリートのすきまの砂も絶対見逃さない。
掘ってはさらさら、集めてはさらさら・・・・・
かくして、こうくんは歩かなくなった。
外に出たら、砂しか目に入らない。
ただもう、砂を掘って、さらさらさら・・・・・・
何時間でも繰り返す。
やめさせようとすると、もちろん暴れる。
日課のおばあちゃんとの散歩は困難を極めた。
必殺ばあちゃんのオンブも効力を失った。(縄抜けしちゃうんです・・・)
母は、特別な用事がない限り外出もしたくなくなってしまった。
しばらくして、
家の中にばかりいるのに飽きたこうくんは、家中の土壁を掘り始めた。
かりかり、かりかり・・・・・・・・・・
最初は指で掘っていたのだけれど
おりこうなこうくんはある日道具を使うことを思いついた。
ブロックの角でがりがりがりがりがががががぁっっっ
集めた砂で砂山を作り、やっぱり、さらさらさら・・・
掃除機を何度かけても足の裏に細かい砂が付く。(コレって腹立つのよね)
こうくん父は大量のベニヤを購入し、家中の土壁に板を張り始めた。
我が家は古い農家なので、壁は全て土壁です・・・・
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立派な土壁の床の間も、キレイにベニヤを貼って家具を並べたらホレこの通り・・・・・
窓の下のベニヤは、昨年の一時帰国の際に、おじいちゃんが貼ってくれたもの。
3週間ほどたって、ようやく一通り貼り終わった頃・・・・・・・始まりました、こうくんの反撃。
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こうくんはやっぱりタダモノじゃなかった。
土壁があれば、どんなに高いところへでもよじ登って砂をゲットします。
母「こうくん、長押の上の土壁も掘るよ〜」
父「あそこまでベニヤ貼れっていうのかっ(怒)」
母「あ、いや、一応報告しておこうと思っただけだよ(;^_^A
アセアセ・・・」 |
母は、いかにもベニヤ貼りましたって感じはもちろんイヤです。
わがままな母のおかげで父の大工の腕はどんどん上がります。
綺麗な額縁仕上げのベニヤの壁にうっとり・・・・・
隣の大工のKINちゃんに弟子入りする日も近いかもo(*^ー
^*)oにこっ♪
あ、いや、そんなのんきな話ではなかった。
いつまで続く、こうくんの「砂芸」・・・・・
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